坂本 冬馬
特別養護老人ホーム アリス甲子園 介護職/正社員 2017年入職
利用者様の笑顔と職場の仲間が、やっぱり介護の道に進んで良かったと思わせてくれます。
坂本 冬馬さんに日頃のお仕事について伺いました。
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Question 01
Q『アリス甲子園』を選んだ理由を教えてください。
福祉系の大学に通っていたとき、先生にここを勧められたのがきっかけです。施設を見学させてもらって、設備・建物がホテルのようにキレイなことと、僕が見学したほかの施設ではしていない取り組みも興味深かったですね。従来型とユニット型を組み合わせていたり、利用者様とお客様として接していても垣根のない距離感や、コストはかかっても利用者様と職員の負担を減らすオムツを採用している点など、説明もきちんとしてくれて好印象でした。
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Question 02
Qお仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
利用者様を笑顔にすることです。失礼のない範囲で冗談を言ったりして笑わせます。そして、自分自身も仕事を楽しむこと。しんどいこともありますが、自分が笑っていないとみんなも楽しんでくれないと思うからです。利用者様にとっては孫のような年齢なので、皆さんやさしくしてくれます。敬語で話すばかりでなく、軽くくだけたりしながら接するようにしています。おこがましいですが、高校生のときに癌で亡くした祖母にできなかったことを、今しているのかもしれません。
あとは、一日1つ目標をつくること。小さなことでも毎日1つは目標を持ってクリアするようにしています。 -
Question 03
Qお仕事のやりがいを教えてください。
一番は、「お兄ちゃんがいてくれて良かった」と言われたことです。僕が仕事をするうえで求めているのは、必要とされること。上司・同僚からも利用者様からも求められることが、やりがいになります。「こんなことを言ったら笑ってくれるかな・喜んでくれるかな」と思ってしたことがハマったときは、すごくうれしくなりますね。
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Question 04
Qお仕事を通して自身の成長・変化を感じる部分はありますか?
入職当初に比べ、余裕を持って周りを見られるようになったのが、一番の成長かなと思います。また、看取りケアを経験して、今関われている人を大事にする気持ちがさらに強くなりました。ある利用者様が亡くなり、すごく落ち込んでしまったとき、フロアリーダーの猪尾さんや職場の人たちが、「ずっと下を向いていても亡くなった人は戻ってこない。それなら今いる人たちを大事にしなさい」と声をかけてくれました。後悔は絶対にあると思いますが、その後悔ができるだけ小さくなるように気持ちよく見送りたいと自分の考え方が変わり、関わり方も変わったかなと思います。
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Question 05
Q『アリス甲子園』で働く魅力は?
人間関係がすごくいいです。毎日どこからか職員の笑い声が聞こえてきます。仕事では厳しいこともしっかり言うフロアリーダーも、プライベートではお母さんみたいに気にかけてくれます。一人暮らしをしているんですが、「ラーメンばっかり食べてたらあかんで!」って、ちょっとした惣菜を差し入れてくれたり。入職前に感じた以上にアットホームな職場です。
また、特養だけではなく施設全体からメンバーが集まる野球部があり、それも楽しみの1つです。活動は月に1、2回ですが、他部署の人と仲良くなれて、ストレス解消にもなります。 -
Question 06
Qこれからの目標を教えてください。
近い目標は、信頼されるリーダーになること。今3年目で、やっと自分に余裕が出てきて任される仕事も増えてきたところなので、いつかは教える側として、後輩の心に残るような何かを伝えられたらいいなと思っています。
坂本 冬馬さんのある日の一日
出勤・申し送り
夜勤者との申し送りを行い、利用者さんの状況やその日のスケジュールを確認します。
介護業務
担当するユニットに入り、利用者様の様子を見て、トイレ誘導、排せつ介助を行います。
お茶タイム
コーヒー、お茶など利用者様それぞれの水分補給を行います。
レクリエーション
リビングにいる利用者様と一緒に歌ったり、リズム遊びやボール遊びをします。
昼食
昼食の配膳を行います。食事介助、食後は口腔ケアを行います。
休憩(1時間)
掃除
キッチンやリビングの片づけ、掃除を行います。
おやつ
介護業務
引き続き担当ユニットで、トイレ誘導、排せつ介助を行います。その後、夕食までリビングにいる利用者様と一緒に塗り絵をしたりお話しして過ごします。
夕食
夕食準備を行い、夕食介助、食後は口腔ケアを行います。片付け後、臥床が必要な方はベッドへと誘導します。
退勤
Profile
坂本 冬馬
特別養護老人ホーム アリス甲子園 介護職/正社員 2017年入職
大学卒業後、2017年4月新卒入社。知的障害のある姉や発達障害のある親戚の子の役に立ちたいという思いと、高校生のときに祖母を癌で亡くしたことをきっかけに、福祉の仕事を志す。在学中に保育士資格を取得するも、「アリス甲子園」に出会い、介護職として社会人の一歩を踏み出す。頼れるリーダーを目指して奮闘中。